かぐらめ

日本の伝統芸能「獅子神楽」。
現在、日本全国の保存会などの活動により、その多くは伝承されています。
しかし、全国の地方集落や限界集落などでは高齢化と過疎化に伴い、その伝統が誰にも伝承されることなく消え去ろうとしているのもまた事実です。
映画『かぐらめ』が、その地域社会のあり方や伝統文化との関わり方、そしてそこに暮らす人々の生活を改めて見つめ直すきっかけになれば幸いです。

 

ストーリー

小学生の時に最愛の母を亡くした主人公秋音。

母が亡くなる日、父は母を看とらず「獅子神楽」を舞っていた。
「母と獅子神楽、どっちが大切なの?」
それ以降、秋音と父の関係に深い溝ができてしまった。

高校卒業と同時に故郷を離れる秋音。
東京での生活も行き詰まっていた。
また、父も妻の死による悲しみから抜け出せないでいた。

そんなある日、母の13回忌に5年ぶりに実家に戻る秋音。
そこには亡くなった最愛の母に似た女性の存在が、、、
60年に一度の大例祭が近づく町ではベテランの舞い手、父が最後の神楽獅子の舞を披露することに。
しかし父の体に異変が、、、

親子の葛藤、そして人間の愛情、さらに伝統芸能の継承を考える感動の作品。

映画かぐらめサイトより引用